Greetings

Michihisa Koyama/古山通久2008年11月16日に、他部門に先駆けて稲盛フロンティア研究センター次世代エネルギー研究部門に着任いたしました。次世代エネルギー研究部門では、 持続可能社会の実現に向けたエネルギー技術に関連する先進的な課題に取り組み、学問を社会のために役立てるとともに、新たな学問領域を開拓します。
 これまでの19年にわたる燃料電池やエネルギー技術に関する様々な経験(理論シミュレーション、高機能酸化物の合成、電気化学測定による反応機構の解明、電極反応モデル化、システム解析、技術導入シナリオなど)を生かし、次世代のエネルギー技術に関して原子スケールから社会科学的側面までの様々な観点から研究に取り組んでいます。2010年4月からは工学府水素エネルギーシステム専攻における研究教育を、2010年12月からは九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)におけるWPI教授を拝命し、2011年12月からは科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業CRESTを担当しています。また、福岡市環境局における審議会委員も拝命しており、実社会へのフィードバックを常に意識して研究をすすめています。エネルギーにあふれる若いメンバーとともに、次世代エネルギーに関する研究のフロンティアに挑戦しています。

古山通久
九州大学稲盛フロンティア研究センター次世代エネルギー研究部門 教授
九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER) WPI教授
九州大学大学院工学府水素エネルギーシステム専攻水素エネルギー分子科学講座 教授



Message to Prospective Students

 次世代エネルギー研究部門では、工学府水素エネルギーシステム専攻において教育を担当しています。進学を希望する方はご連絡いただければいつでも研究室の見学や研究内容の紹介をいたします。
 配属された学生は、当人の興味や将来どのような能力を身につけたいか、当研究室における研究環境や研究シーズ、社会におけるニーズや学術的インパクトを考慮してテーマ設定を行います。研究は、定期的なディスカッションによる自己の進捗管理と得られたデータの議論を行い、積極的な学会発表の奨励により棋界の先端研究者との討論の機会を設けます。
 研究室内には、短期・長期に様々な機関(岡山大学、北スマトラ大学、九州大学、産業技術総合研究所、シアクアラ大学、スイス連邦工科大学ローザンヌ校、チャルマーズ工科大学、中国科学院、東京大学、東北大学、長崎大学、マサチューセッツ工科大学、マレーシア大学、山形大学、立教大学など(あいうえお順))を経験したメンバーがいます。また、学内や他機関(大学・研究所・企業)の研究者と連携した研究も可能です。多様な視点を持つメンバーと切磋琢磨し、一歩一歩着実に新しいフロンティアの開拓に挑戦できる場を用意します。
 研究テーマを決める前に、必要に応じてResearch Designの考え方、シミュレーションの基礎理論や基本操作などの初期教育を行いますので、そのような専門知識は前提としません。
 よい成果が出れば修士の学生でも積極的に海外で学会発表をしてもらいます。平成26年度は14th International Symposium on Metal Hydrogen Systems(英国・マンチェスター)や10th Congress of the World Association of Theoretical and Computational Chemists(チリ・サンチアゴ)に参加してもらい、10th Congress of the World Association of Theoretical and Computational Chemistsでは修士課程の学生がBest Poster賞を受賞しました。  平成27年度は、固体酸化物形燃料電池、ナノ合金材料の水素吸蔵・触媒特性、リチウムイオン二次電池用電極、ナノ界面熱輸送などを暫定的にテーマとして考えています。次世代のエネルギー技術を具体的応用例とし、学術の最先端に挑戦する意欲ある学生を歓迎します。